鮮やかなブルーカラーで知られる『GIOS』。
その創業は1948年と古く、現在もイタリアのトリノを拠点とする伝統あるブランドです。今ではイタリア国内にジオスブルーというカラーが存在するほど、その名は知られています。
『GIOS』その最大の特徴は、鮮やかなブルーカラーはもちろん、徹底的にこだわった精度の高いフレーム。イタリアでは、そのクオリティの高さから「イタリア製でありながらドイツ的な印象さえ与える」とまで言われています。ビルダー自身「溶接の精度の高さがフレーム作りで最も大切。 コレがしっかりしていないとプロの使用に耐えられない。現在は、デダチャイの軽量チューブをメインに使っているが、材料を痛めないようにTIG溶接が中心。またラグドフレームの場合は、チューブの劣化を最小限にするために低温溶接を採用している」と話しており、製品のクオリティに強いこだわりを持っています。
一流のサイクリストによる、プロのためのクオリティ!
製品への強いこだわりは『GIOS』の伝統。「常に高いクオリティを目指す」その秘密は創業者トルミーノ・ジオスの思いにあります。
彼自身、熱心なサイクリストであり、17歳の時にはベルリン五輪イタリア代表(ジオスのヘッドマークに五輪が付けられているのはこのことに由来します)、また20歳の時にはイタリアで最も重要なアマチュアレースの1つコッパ・ディ・レを制したほど。そのため、常にプロが使用できる高いクオリティを目指しているのです。
4年で通算47勝!プロ選手の活躍で決定づけられたGIOSの名声。
そして、『GIOS』の名声はまさにプロ選手の活躍により決定づけられてきました。 最も『GIOS』の名を世に知らしめたのは、1973年からフレーム供給したロジャー・ドブラマンクとそのチーム、ブルックリン。 ドブラマンクは美しいジオスブルーのバイクに乗り、
● パリ~ルーベ
● ミラノ~サンレモ
● ジロ・ディ・ロンバルディーア
を次々と制し、チームとしてブルックリンは、
● ツール
● ジロ
で多くのステージ優勝を記録します。(その数は77年までの4年間で47勝にもなります!)
イタリア~世界へ。
GIOSは、各国のレースシーンで活躍しています!
1994年からはスペインのケルメをサポート。最近は99年のツールでフェルナンド・エスカルティンがピレーネで悲願の区間優勝を達し、総合3位。
また、2003年、オランダのレディースチームの強豪、BIK パワープレートにフレーム供給を始め、カナダ・ハミルトンでの世界選手権で、スザンナ・リュンスコが優勝しています。
また、2004年は昨年に続きフォーマッジ・ピンゾーロ・フィアブにフレームを供給し、イタリアの若手ホープ、イワン・クワランタが3年振りにGIOSバイクに乗ることが決定しています。今後の活躍にも期待できそうです。
2006年に続き2007年もスペンインのRelax GAM がGIOSバイクに乗りました。各国のレースシーンでの活躍が楽しみです。
2017年より供給を開始した南米コロンビアのプロコンチネンタルチーム「MANZANA POSTOBON」も今後期待のサイクリングチームです。